リノベーションに進む一歩に向けて、背中を押されたい人がたくさんいる 山本様ご夫妻
デザインとアートを暮らしに取り入れた空間を提案する「ART VILLAGE｜アートビレッジ」プロジェクト。単にリノベーションした部屋を増やすのではなく、デザインやアートを取り入れることにより暮らしに変化をもたらし、今までお住まいになっていた方々に、新しい物語が始まる「リボーン」という形でお住まいの提案をしています。30年住まわれたご自宅を生まれ変わらせた山本様に、リノベーションに挑戦されたご経験について伺いました。
親から譲り受けた大切な部屋だけど…
自分の好きな空間にしてみたいという思いはもっていた
――― 山本さんがこの「我孫子ビレジ」に住むことになったきっかけは？
ご主人：ここはもともと妻の両親が住んでいた家です。30年程前にそのご両親が箪笥などの大型家具をほとんど置いたままでつくばに引越ししてしまって、そこにそのまま私たちが住むことになったというわけです。僕は埼玉出身で千葉は馴染みがなかったからどんなエリアがいいかもわからないし、家賃もかからないからここに住むのでいいんじゃない？と。
奥様：でも、やっぱり見慣れた家具があって、実家に住んでいるみたいな感覚は否めませんでした。それから自分たちも長く住んでいるうちにモノも増えてしまって、なんとなく使いにくさを感じ始めていたのと、自分好みのきれいな家に住みたいなという憧れはひそかに持っていました。とはいえ「我孫子ビレジ」はいい所だし、慣れているし、住みやすいから他の場所に買い替えるということまでは考えていなかったです。若い時ならいろいろ選んだのかもしれないけど、物件探しの経験もないので億劫というのはありましたね。
奥様：でも、やっぱり見慣れた家具があって、実家に住んでいるみたいな感覚は否めませんでした。それから自分たちも長く住んでいるうちにモノも増えてしまって、なんとなく使いにくさを感じ始めていたのと、自分好みのきれいな家に住みたいなという憧れはひそかに持っていました。とはいえ「我孫子ビレジ」はいい所だし、慣れているし、住みやすいから他の場所に買い替えるということまでは考えていなかったです。若い時ならいろいろ選んだのかもしれないけど、物件探しの経験もないので億劫というのはありましたね。
――― 昨年の「アートビレッジ」の内覧会に奥様が来てくださったのが今回のリノベーションのきっかけでしたね。その後、ご主人も一緒に来てくださって…打ち合わせが始まったのが今年の2月くらいでした。奥様が最初に見に来ていただいた時にどんな風に感じられたのでしょう？
奥様：きれいな家に住みたいという思いは漠然としながらもずっと考えていたんです。でもとにかくモノが多くなってしまっているので、実際に引越しをするのは大変だと思っていました。それに、ある程度具体的なプランを持っていないと内覧会も行き難いというイメージがありました。
――― 内覧会って気軽に来ていただけるものと思っていたのですが、意外と壁があるんですね。
奥様：はい、契約するくらいの勢いじゃないと行っちゃいけないのかなと思い込んでいました。今回は同じマンション内での内覧会だったので勇気を出して行けたのですが、予約をしようと問い合わせをしたら「今でも大丈夫ですよ」と言っていただけたので、なおさら勢いをつけて行けたのかなと思います。
ご主人：僕はそもそもリフォームとか住み替えのプランもビジョンもなかったので行かなかったのです。
奥様：内覧できるお部屋がうちと間取りも一緒だし、リノベーションってどんな感じになるんだろうという興味もありました。チラシの写真をみて、ほんとにこんな感じなのかな？と。この機会を失ったら行けないなと思って。
ご主人：僕はそもそもリフォームとか住み替えのプランもビジョンもなかったので行かなかったのです。
奥様：内覧できるお部屋がうちと間取りも一緒だし、リノベーションってどんな感じになるんだろうという興味もありました。チラシの写真をみて、ほんとにこんな感じなのかな？と。この機会を失ったら行けないなと思って。
一生このままじゃいけない！と背中を押してくれたのは内覧会で見た景色
――― 内覧会に行く気になったポイントしては、同じ「我孫子ビレジ」だったからということと、チラシの写真の内装デザインも気に入っていただけたということですが、実際に見ていただいて第一印象いかがでしたか？
ご主人：妻が「すごくいいよ！いいよ！」と言いながら帰ってきました（笑）
奥様：きれいな室内はもちろんなのですが、間取りも変えられることがわかったのも良かったです。写真のイメージとのギャップも無かったですし。なので、２回目は夫に「見るだけ見て！」と、無理やり連れて行きました。
ご主人：僕は連れていかれる時に「見るだけね」って言いながら行ったんですけどね（笑）ただ、数年前からトイレの調子が悪かったので、トイレだけはリフォームを検討していたのです。当時、修理に来てもらった会社に工事の見積をお願いしていたんだけど、なかなか持ってこないなと思っていたところだったので、部分的なリフォームくらいは…という気持ちはありました。
奥様：きれいな室内はもちろんなのですが、間取りも変えられることがわかったのも良かったです。写真のイメージとのギャップも無かったですし。なので、２回目は夫に「見るだけ見て！」と、無理やり連れて行きました。
ご主人：僕は連れていかれる時に「見るだけね」って言いながら行ったんですけどね（笑）ただ、数年前からトイレの調子が悪かったので、トイレだけはリフォームを検討していたのです。当時、修理に来てもらった会社に工事の見積をお願いしていたんだけど、なかなか持ってこないなと思っていたところだったので、部分的なリフォームくらいは…という気持ちはありました。
――― ご主人は実際に内覧の部屋を見てどんな印象をお持ちになりましたか？どこか気になったところはありましたか？
ご主人：これは見ちゃダメだなと（笑）見たらリノベしたくなりますよ。脱衣所のところが斬新ですね。
――― 確かに、「我孫子ビレジ」にお住いの皆さん、洗面所は防水パンが右にあって着替えが狭いなと。そこを左に変えて広くしました。
ご主人：うちも備え付けの洗面台の鏡が大きな一枚鏡だったのですが、それと同じタイプはもう売っていないみたいなので、鏡の部分は今までの半分位の洗面台にしました。それでスペースが空いてそこを洗濯機置き場にできたため、洗面所は広くて使いやすくなりましたね。あと、フローリングを変えたいとは前から思っていました。
――― 内覧会は「我孫子ビレジ」の方が毎回30名ほど来てくださるんですが、全部リフォームしたいと考えている方は少なくて、水回りやフローリングなど一部分だけ変えたい人が多いですね。それから、全く違った環境だとリフォーム後のイメージがなかなかつかないと思いますが、同じマンション内で実際に住んでいる家と同じ間取りだからこそ、イメージが沸くというのも内覧会の利点だったのではないかと思いますが、その点はいかがでしたか？
奥様：例えば、この半間の押し入れくらい奥行きのある収納部分が、リノベするとこんな風に使いやすく変えることもできるのかというのがわかって、いいなと思いました。内覧会で実際に見ると「こんな感じにできるんだ」と、今まで漠然と考えていたものが、具体的にお願いしたい気持ちが強くなって、このままだと、一生このままかな…それじゃいけない！と
内覧会に行ったことが私の背中を押してくれました。
「工事中の引っ越し」というリノベに踏み切れない高いハードルをクリア
――― ご自宅のフルリノベーションをする場合、一旦、別の家に仮住まいしていただくことになるのですが、実は短期の貸家ってそんなに市場に出ていないんです。戸建てであったとしても家賃８万からだと契約時に3カ月分を支払って手続すると初期費用で30～40万程度はかかってしまいます。でも、同じマンション敷地内に仮住まいできる家があればそれをリノベーションにセットにしたら皆さんのハードルが下がるかなと思っていたのですが、そのポイントはいかがでしたでしょう？
ご主人：僕がリノベーションに踏み切れたのは、そこが一番のポイントでしたね。家のものを全部外に出すのが現実的に考えられなかったので。
お願いする当初はトイレとフローリングだけでしたが、だんだん欲が出てきて、荷物を移動しながら北側の部屋もフローリングにしようとか、話を聞いているうちに、やるなら全部やった方がいいと思うようになって。でも仮住まいに引っ越さないといけないのかと思っていたら、６号棟に一次的に間借りできる部屋を用意していますよと。それは僕の背中を押してくれましたね。
――― 今まで、古い家を買ってリノベーションするか、弊社でリノベーションしたものを購入して住むという方がほとんどでした。確かに住みながらリノベーションをするのは大変なエネルギーを使うと思いますが、実はリノベをしたい方はたくさんいらっしゃるんだろうなと思っていたので…それでしたら仮住まいをご用意してよかったです！
ご主人：別の地域だとしたら物件を用意されても通勤をどうしようとか考えたんですが、今回お借りした部屋は自宅の目の前の棟だったので、今までと変わらず通勤ができました。工事中の３か月間、生活スタイルを変えずに暮らせたのはほんとに良かったです。
――― 借りる部屋を購入＆リノベして、ご自宅をこのままで売ってしまおうとは考えませんでしたか？その方が引っ越しの手間はかからないですが。
奥様：それはなかったですね。
ご主人：この部屋の方が見晴らしがいいので、僕はやっぱりこっちかなと。景色が違ってしまうのが嫌だったので、もし、同じ棟の部屋だったら考えていたかもしれませんね。
ご主人：この部屋の方が見晴らしがいいので、僕はやっぱりこっちかなと。景色が違ってしまうのが嫌だったので、もし、同じ棟の部屋だったら考えていたかもしれませんね。
――― 工事がスタートして不安なところはありましたか？近いから見に来られるので、仮住まいが同じマンション内というのは良かったですか？
ご主人：工事の進捗は、どう変わるんだろう？とすごく気にしていました。毎日見に行きたいけど、工事の人の邪魔になるかなと思って控えていましたけど、途中ちょいちょい見に行きました。フローリング板を貼った時とか、お風呂場を変えた時とか。
奥様：現場に行かなくても車が来ているとか、何かが運ばれているとか、窓から見えるからなんとなく進捗が常にわかったので安心でした。普通はわざわざ移動して見にいかないといけないでしょうけど。
奥様：現場に行かなくても車が来ているとか、何かが運ばれているとか、窓から見えるからなんとなく進捗が常にわかったので安心でした。普通はわざわざ移動して見にいかないといけないでしょうけど。
――― 30年ほどお住まいだったところがリノベーションによって新しく生まれ変わるということで、それを我々は「リボーン」という概念でご提案しています。そういう意味で家が変わっていくのを少しずつ見て楽しんでいただけたかなと思いました。
実際に引越しをされて、お知り合いが見に来られた時、どんな反応ありましたか？例えばもともと収納だったところが飾り棚になっているなど。
実際に引越しをされて、お知り合いが見に来られた時、どんな反応ありましたか？例えばもともと収納だったところが飾り棚になっているなど。
ご主人：荷物を入れる前に近所の方に見てもらったら、皆さん、トイレはリフォームしたという方も結構いらっしゃるのですが、今回「思い切ったね」と言われました。やっぱり多いのが、「今の荷物どうしようか？捨てるにも捨てられない」という話です。みなさん背中を押されるのを待っている感じですね。
――― そこにアートやビンテージなどを飾ることで今までの生活スタイルを変えていくご提案でしたが、実際何か変わりましたか？
奥様：関心を持っていろいろ飾りたいなと思っています。今までもアートは好きだったけど飾る環境じゃなかったので。生活スタイルもちょっと変わってきたかなと思っています。
地域活性化になるデザイン「アートビレッジ」がグッドデザイン賞受賞。その第一号として
―――「我孫子ビレシ」は住んでいて好きな方も多いですが、今年でできてから47年目。当時買われた方もいらっしゃいますし、お孫さんたちも３世代で住んでいる人多いのですが、山本さんが感じる「我孫子ビレジ」の魅力は？
奥様：とにかく生活しやすいですね。通勤も便利ですし。もともとしっかりした造りでもあると感じています。管理体制もいいですね。景観もきれいでたまに歩くと、公園や広場は木が多くていいところだなと。内覧会で行った8号棟も窓から見て木が見えて素敵だなと思いました。
―――マンションとマンションの間が広いですよね。都内だともっと狭くて緑がこんなにないところが多いです。自然と融合した団地という感じが住みやすさにつながっているのかもしれません。
先日、この「ART-VILLAGE アートビレッジ」の取り組みが2023年度グッドデザイン賞を受賞しました。「アートビレッジ」を内覧の上、ご契約いただいた第一号が山本さんのお部屋で、ずっと私たちの記憶に残ると思います。 人と人をつなげていく、まちを人に伝えていく。それが不動産業者の役割だと思っています。これからも私たちにしかできないまちづくりをしていきます。
聞き手：晃南土地株式会社 中澤 洋一
文：加藤 良子
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“私たちにしかできない街創りを” を企業メッセージとし、我孫子に住むひとりひとりが街づくりを『自分ゴト』として楽しむ街へ。そのために私たちは先頭に立ち挑戦しつづけます。
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